「ランサー1600GSR」
1974年 東アフリカサファラリーで総合優勝したジョギンダ・シンのランサー1600GSR。当初三菱は、第一次石油ショックによりこのラリーへの出場を中止した。しかしシンは諦めず、現地でランサー1600GSRを自費で購入。三菱はその熱意に応え、ラリー用パーツを彼の元に送り、シンは三菱自動車にWRC初優勝をもたらすこととなった。

「ランサーEX2000ターボ」
1982年 1000湖ラリー3位入賞のランサーEX2000ターボ。 ドライバーはペンティ・アイリッカラ。これはランサーEX2000ターボでの最高の成績だった。1-2フィニッシュをしたアウディ・クアトロにはは大きく差を付けられ、4WDの必要性が明らかになり、その後スタリオン4WDの開発へと進んで行くことになる。

「ランサーエボリューションⅢ」
1995年 香港北京ラリー優勝のランサーエボリューションⅢ。 ドライバーはケネス・エリクソン。三菱はWRCに加えて1988年に始まるアジア・パシフィックラリー選手権にも積極的に参戦し、進化を続けるランサーエボリューションで成果をあげた。