初代エクリプス

「初代エクリプス」
この制作依頼を受けたのは三菱車の設計を請け負っている T 社からで、当時はアート界でもスーパーリアリズムが流行しており、自らもリアル表現に夢中でした。車を描くのは初めてで不安もありましたが、本来車好きで集大成の気持ちで引き受け、写真資料を元に輸出車仕様として、エアーブラシを活用し描きました。カタログには黒ボディ掲載でしたが、実際にはメカやシートは同じで外観のみ赤ボディも描き、完成密度を合わせ高める為に 2 点平行して進めた記憶があります。全体を透けて見せる為パーツの重なり等苦心した思い出深い仕事です。  岡 直